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デバイス間同期

基本的に現代のPCは、機器間の同期の保障が難しくなっています。

デバイス別同期方法

脳波・MEG・細胞電気記録におけるトリガ

旧来はトリガをシリアルないしパラレルポートの電気信号を利用してトリガとして利用することがありました。

垂直同期信号をトラップして用いる方法もありますが、電気的特性を熟知した上で行わなければ、視覚刺激の提示に影響を与えることがあります。

視覚刺激提示装置からの光を電気信号とするトリガを

音声との同期

一般的にPCの音声デバイスは、音を途切れずに出力するために一定時間のバッファリングを行います。このため、音声と他の刺激の同期を行う必要がある場合、バッファリングに伴う遅延を気にする必要があります。この遅延は機器により異なりますが、普通のPCに付属している標準の音声デバイスの場合、数十ミリ秒ほどの遅延があり、同期を追及する上では不適です。

同期方法

視覚刺激提示装置からの光を電気信号とするトリガ

0,0座標のピクセルをトリガリングのために使用し、このピクセルの正面に付着させる形でフォトダイオードなどを設置することで、視覚刺激に確実に同期した電気信号を得ることが出来ます。

USB2.0とアイソクロナス転送モードの利用

USB端末はコンピュータとの通信でホストコントローラの調停を受ける必要性があります。このため、USBの線を直結してトリガなどに使用することは出来ません。端末側にホストと通信する機能が必要です。

USBにはいくつかの転送モードがあり、データを欠損なく送るが遅延や同期が保障されないバルク転送モード、データの欠損が起こりうるが一定周期でのデータ転送が保障されたアイソクロナス転送モードなどがあります。トリガリングに適しているのは後者のモードです。

更新日時:2010/04/12 00:02:28
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